欠陥住宅|なぜできる?防ぐ方法は?



 

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欠陥住宅|なぜできる?防ぐ方法は?

 

せっかく建てたマイホームが欠陥住宅だったら、後悔してもしきれません。

なぜ欠陥住宅ができてしまうのか?その仕組みを解説します。

また、どうしたら欠陥住宅を防げるのか?とても効果的な方法を3つご紹介します。

※動画にてわかりやすく解説しています。

 

 

 

 

 

目次


 

 

 

 

 

 

欠陥住宅を解説する動画

 

【欠陥住宅】住宅業界の裏の事情


 

動画は前編と後編に分かれています。

前編では「欠陥住宅がなぜ出来てしまうのか?」

後編では「欠陥住宅を防ぐのにはどうしたら良いのか?」

 

【前編】動画長さ 10分23秒

 

 

【後編】動画長さ 9分53秒

 

以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

動画のテーマ「欠陥住宅」と概要の説明

 


テーマは「欠陥住宅の裏事情」と「防ぐための3つの方法」


 

何千万円も掛けてマイホームを建てたのに、欠陥住宅だったら、悔やんでも悔やみきれません。
住宅業界はクレーム産業といわれています。
決して他人事ではないのです。
でも、なぜ欠陥住宅ができてしまうのでしょうか?

そこで、前編のテーマは「欠陥住宅!そこにある裏の事情」

後編のテーマは「欠陥住宅!防ぐための3つの方法」

 


動画の概略


 

この動画は前編と後編に分けてお伝えします。
こちらは前編になります。
もし後編を配信しましたら、下の概要欄にリンクを張っておきます。

では本題に入ります。これまで何件か、欠陥住宅の相談を受けた事があります。
本当に皆さん、お気の毒だと思います。
そりゃ、人間のやる事ですから、ミスをしてしまうのは仕方ないかも知れません。
でもそのミスに対し、ちゃんと対応しないので大きなトラブルになってしまうのです。

 

※不誠実な対応がトラブルに

 

施主としてはどうしたら、欠陥住宅を防ぐことができるのか?という事で次の3段階で話を進めて行きます。

1.どんな欠陥が発生しているのか?
2.欠陥が発生する2つの理由
3.欠陥住宅を防ぐ3つの方法

 

 

 

 

1.どんな欠陥が発生しているのか?

 

実は過去に、欠陥住宅の実例を紹介する動画を3本配信しています。
どれも大手ハウスメーカーが建てた家です。
打合せの通りにできていなかったり、床が歪んでいたりしているのですが、ハウスメーカーはちゃんと対応してくれません。訴訟問題になった事例もあります。
それぞれの動画は下の概要欄にリンクを張っておきます。よろしければご覧になってください。

では、ここで、欠陥住宅に関する統計データをご紹介します。
新築とリフォームの紛争処理を支援する
「住まいるダイヤル」という機関があります。
そこが公表している「住宅相談統計年報2020」という資料によると、
2019年に受付けた相談で、新築のトラブルに関するモノが16,483件だったそうです。
2019年の住宅の着工数は約90万戸(905,123戸)だったので、およそ50件に1件の割合で「住まいるダイヤル」に相談している事になります。
私の感触では、結構多いなと思いました。

でもこれは、「住まいるダイヤル」に寄せられた相談だけなので、実際はもっと多いはずです。

 

※新築のトラブルは結構多い

 

ところで、トラブルの相談とはどの様な内容なのでしょうか?トラブルのトップ3はこの様になっています。
トラブルの1位は「ひび割れ」
軽度で表面的なモノであれば問題ありません。
しかし、構造に起因するひび割れは、早急に対処しなければなりません。
トラブルの2位は「雨漏り」
屋根や外壁からの雨漏りも、早急に補修しなければなりません。
トラブルの3位は「性能不足」
使用した部材や設備機器等が、通常有するべき性能を欠いている。
または契約時に定めた性能を満たしていない、というトラブルになります。

以上が、どんな欠陥が発生しているのか?という概要になります。

 

 

 

 

 

2.欠陥が発生する2つの理由

 

欠陥住宅が発生する理由は主に2つあると考えています。
1つ目、「リピート購入が無い」。
2つ目、「チェック機能が無い」。
どちらも住宅業界の構造から来るものです。

 


リピート購入が無い


 

普通の消費活動では、リピート購入が主になります。
服でも家電でも車でもそうです。
実際に使ってみて、良かったと思えば、買い替える時には、また同じメーカーのモノを買ってくれます。
ですから、買ってもらった後、いかに気に入ってもらえるかが、重要なのです。

 

※購入後がとても重要

 

ところが、住宅は違います。
ほとんどの人が、住宅取得は一生に1回です。
リピート購入が無いのです。

ですから、極端に言うと、引き渡した後の事は住宅会社にとって、どうでも良いのです。
どうしても、売った者勝ちという傾向になってしまうのです。

 


チェック機能が無い


 

普通の消費活動の場合、製造者と販売者が別々になっています。
例えばソーセージを購入する時の事を思い浮かべてみてください。
ソーセージを購入するためには、スーパーマーケットなどの小売店へ行きます。

しかし、ソーセージを作っているのは、小売店ではありません。
ソーセージを作っているのは食品メーカーです。
つまり、製造者と販売者がハッキリ分かれているのです。

すると、どうなるか?
小売店は一般消費者の支持を得なければ、存在できません。
ですから、どの食品メーカーのソーセージが美味しいのか?コスパが高いのはどの商品か?という選別をします。
もし、度々食中毒を起こしている様なメーカーの商品は、仕入れるのをやめるでしょう。
小売店や卸業者は食品メーカーとは全くの別会社なので、容赦なく切り捨てる事ができます。

つまり、小売店や卸業者がチェック機能として働いて、消費者には不良品が行きにくい構造になっています。

 

※販売者がチェック機能

 

ところが住宅業界はどうでしょう?住宅業界の場合、ハウスメーカーや工務店が製造者と販売者を兼ねているのです。
つまり、商流の中に小売店の様なチェック機能の役割が無いのです。

ですから、構造的に消費者に不良品が行きやすい状態になっています。

 

※住宅業界にはチェック機能が無い

 

ご説明した様に、ザックリですが、「リピート購入が無い」、「チェック機能が無い」という理由により、欠陥住宅ができやすくなっています。でも、その様な住宅業界でも、
お施主さんに真摯に対応してくれる住宅会社は沢山あります。
そういう住宅会社を探さなくてはいけません。

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

※真摯な住宅会社を探す

 

その一つの方法として、手前味噌になってしまいますが、当社のサポートを受けるという手があります。
5社から8社ほどの工務店による入札を行い、工務店選びのサポートをします。
工事中は当社が施工の状況をチェックします。
工務店を決定してからお引き渡しまで、もし何か問題が発生すれば、当社が解決に当たります。
詳しくはこちらをクリックして、ホームページをご覧頂けると幸いです。
下の概要欄にもリンクを張っておきます。

ただ、当社が対応できるのは京都、滋賀、大阪、奈良です。
それ以外の方はどうしたら良いのでしょう?

実は住宅会社を簡単に見極める方法が3つあります。
その3つの方法を使えば、欠陥住宅を防げる様になります。

 

 

 

 

欠陥住宅を防ぐ3つの方法

 

欠陥住宅を防ぐ3つの方法は次の通りです。
1.現場監督と着工数を確認する
2.工事現場を見せてもらう
3.最終金の支払いを確認する

 


1.現場監督と着工数を確認する


 

私は昔、現場監督をしていた事があります。
その経験から申しますと、同時に担当できる現場の数は3件が限界でした。
それ以上になると、頭は混乱りますし、しっかり見る事はできません。
そして、1件の工事期間は4ヶ月ぐらいです。
単純に計算すると年間9件がMAXという事になります。

 

※監督1人で9件が限界

 

そこで、現場監督の人数と年間の着工数を確認してみましょう。
大手ハウスメーカーの場合は事情が違うとは思いますが、
仮に、地元工務店で現場監督が2人だったとします。
もし、年間着工数が18棟を超えている様なら、監督が手を抜かないと扱える棟数ではありません。
その様な状況であれば、そこは避けた方が良いでしょう。

 

※着工数が多かったら注意

 

 


2.工事現場を見せてもらう


 

住宅会社と契約する前に、工事中の現場を見せてもらいましょう。
そして、工事現場の清掃状況をチェックするのです。

工事現場にはお施主さんや見込み客が、たまに見に来る事があります。
ですから、現場監督をしていた時、常に現場を綺麗にしておこうと努めました。

毎日、屋内はもちろん、建物の外周りや、仮設トイレを掃除して、工事で出た残材は、毎日その日の内に処分するようにしたのですが、
なかなか綺麗な状態を保っておくことはできません。職人さんにも協力してもらわなければ不可能です。

※職人さんの協力が必要

ところが、職人さんはなかなか言う事を聞いてはくれません。
早く工事を完成させたいという事が最優先なので、掃除する事の大切さを理解してもらうのには、本当に苦労しました。
ですから、その現場の清掃状況を見れば、
その住宅会社がどれだけ職人さんをコントロールできているのか、分かるのです。

 

※職人をコントロールできている

 

これまで私が見てきた現場をいくつかご紹介しましょう。

例えば、ある現場では端材でこんな棚が作ってありました。
この現場では、いつ行っても床に木屑などが全く落ちていませんでした。
大工さんが、常にこの箒で床を掃いているのです。
こちらの現場も、いつも床が綺麗でした。
作業しているすぐ横に、箒と塵取りがあります。

こちらの現場では、この様な棚を作って、細々したものを整頓してありました。
ところで、現場では脱いだ靴の置き場に困るものです。こちらの現場では、端材で靴を入れる棚が作られていました。
こんな感じで、現場を綺麗にしておこうという姿勢が見えれば、まず間違いないでしょう。

 

※現場を綺麗にする姿勢

 

工事現場については、他にもチェックすべきポイントがあります。
以前配信した「工事現場を見ないと失敗する」という動画で詳しく解説しています。

こちらをクリックして、ぜひ併せてご覧になってください。
また、下の概要欄にもリンクを張っておきます。

 


3.最終金の支払いを確認する


 

住宅の請負契約の場合、支払いは、この様にするのが一般的です。
契約時に10%
着工時に30%
上棟時に30%
引渡し時に30%

出来高払いと言って、工事の進行に合わせて支払っていきます。
もし、早い段階で沢山支払わなければならない様であれば、注意してください。
2009年に倒産した富士ハウスという大手ハウスメーカーがありました。
そこは倒産する直前、契約時に70%という支払い条件にしていたようです。

 

※出来高払いが必須

 

それと、要チェックなのが最終金を支払うタイミングです。
最終金は引き渡し時に30%というのが、最も一般的です。

ところが、もしもっと早い段階、例えば「完成時」という風になっていたら注意が必要です。
建物が完成したからと言って、自分たちの思った通りに出来上がっているとは限りません。

通常であれば完成した後に、施主が自分たちで建物をチェックします。
そして、約束と違っている事や不具合があれば、それを直してもらって、引き渡しとなります。

 

※不具合を補修して引渡し

 

もし、完成した時点で最終金を支払ってしまったらどうなるでしょうか?

約束と違っている事や不具合があったとしても、直してもらえないかも知れません。
でも、最終金を払っていなければ、その様な事を防げます。

ですから最終金の支払いが「完成時」などとなっていたら、「引き渡し時」に変更してもらいましょう。
それを嫌がるようであれば、その住宅会社はやめた方が良いでしょう。

 

※最終金の支払いは引渡し時

 

以上、欠陥住宅を防ぐ3つの方法をご案内しました。

 

 

 

 

 

 

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