住宅業界の闇!住宅価格が高くなるカラクリ



 

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住宅価格が高くなるカラクリ

 

なぜ日本の住宅価格は高いのか?実は住宅業界の構造に問題があるのです。

住設や建材のメーカーから建材店に卸され、建材店が住宅会社に販売。商流のそれぞれの段階でブラックボックス化されていて、傍からは価格が分からなくなっているのです。

そんな、住宅業界の闇の部分を明らかにします。

 

 

目次


 

 

 

「住宅業界の闇」の動画

 


【住宅業界の闇】触れてはいけないブラックボックスの正体に迫る!


 

 

動画長さ 10分41秒

 

 

以下、動画の内容を文字にしてありますので、文字の方が良いという方はこちらをご覧ください。

 

 

価格交渉なんてとんでもない

 


住宅業界の変なところ


 

世の中には触れてはいけない、アンタッチャブルな存在があります。
実は、住宅業界にもアンタッチャブルな領域がある事をご存知でしょうか?
昔、私はその事を知らずに、その領域にうっかり踏み込んでしまった事があります。
すると、まるで蜂の巣を突いたかのような大騒ぎになってしまったのです。
しかし、私はその時以来、ずっと考えています。住宅業界に存在するそのアンタッチャブルこそが、日本の住宅の価格を不必要に高くしている現状ではないかと。

今回は、住宅業界が絶対に触れて欲しくない「建材価格の裏側」を暴露します。

私は30年前、住宅業界の人間ではなく、工業デザイナーをしていました。
工業デザイナーだった当時、もし金型を安く作ろうとした場合、 当然、複数の業者から相見積もりを取って、価格交渉をしました。
それは当たり前ですし、もし価格交渉しなかったら上司から怒られます。

でも、住宅業界で仕事をする場合は、事情が全く違います。
相見積を取って、価格交渉なんてとんでもない。

 

(ここがポイント):住宅業界は事情が全く違う

 

一般の人は知らない、住宅業界の闇とも言える構造を、これから詳しく解説していきます。

 

 

ブラックボックス!住宅業界の商流

 


他の業界の商流


 

まずは、一般的な商流から見ていきましょう。例えば食料品、身近なカップ麺を例に取ります。

商品の流れ:食品メーカー → 卸業者 → 小売店 → 消費者

カップ麺は食品メーカーが作って、卸業者に買ってもらいます。
卸業者は小売店に買ってもらい、小売店は消費者に買ってもらうという流れ。

小売店に行けば、カップ麺がいくらで売っているのか、誰でもすぐに知る事ができます。

 

カップ麵の売り場

 

消費者はもちろん、ライバルの小売店も、そして卸業者もその価格を知る事ができます。
店頭での価格を見れば、各段階で、いくらで取り引きされているのか、察しが付きます。
つまり、商流がほぼオープンな状態になっています。
小売店に行けば誰でも価格が分かる。そこが大きなポイントです。

 

(ここがポイント):小売店に行けば誰でも金額が分かる

 


住宅業界の商流


 

では、住宅業界の商流はどうなっているか?

例えば住宅設備、洗面化粧台を例に取ってみましょう。

 

洗面化粧台

 

建材の流れ:メーカー(住設・建材) → 建材店 → 住宅会社(工務店) → 消費者(施主)

洗面化粧台を作るのは住設メーカー。住設メーカーは建材店に売ります。
建材店は住宅会社に売ります。
そして施主の家に取り付けられます。

住宅業界の商流では、小売店に当たる住宅会社が、施主に対しどのような金額を提示しているのか?
これが、傍からは全く分かりません。

昔、私が工務店に勤めていた時は、他社と競合して負けた場合、 お施主さんのところに行って、提出した見積書を(他社に金額を知られない様に)必ず回収していました。
そうする事が習わしだったのです。

ですから、私も他の工務店がどんな金額で仕事をしているのか、知る由もありませんでした。
つまり、住宅業界の商流では、各段階での取り引きがブラックボックスの中で行われています。

 

(ここがポイント):取引がブラックボックスの中

 

ブラックボックスになっている事で、残念ながら騙し合いが横行しているのが現状です。

 

 

騙しあいが横行・住宅業界のアンタッチャブル

 


業界人の嗜み


実は住宅設備や建材のメーカーは、卸値を建材店によって密かに変えています。
ところが、メーカーは各建材店に対し「御社には特別に底値で卸しています」と言っているんです。

建材店は建材店で納入金額を住宅会社によって密かに変えています。
そして、建材店は各住宅会社に対し「御社には特別に底値で納入しています」と言っているんです。

実は、住宅業界の人たちは、この事を薄々知っています。
ところが、その事実をそのままにしておく事が、業界人のプロとしての嗜みとなっているんです。

 

(ここがポイント):触れない事がプロの嗜み

 


仕入れ額を公表してはいけない


今から30年前、駆け出しだった私は、業界のそんな事情なんて全く知りませんでした。
そんな私は当時勤めていた工務店で、2社の建材店に対し住宅設備の相見積もりを取りました。

安い金額を提示したA社には「もっと安く」と言い、
高い金額だったB社には「他社はこの金額。それよりもっと安くできますか?」と問いかけました。

双方に価格交渉をした訳です。

 

価格交渉

 

しかし、安いA社の価格は、B社の原価(仕入れ額)よりも低い価格だったのです。

その事実を突きつけられた高い方の建材店、B社の社内では、大問題に発展しました。
B社は住設メーカーに猛抗議。
B社と住設メーカーの間で、まるで蜂の巣を突いたような大騒ぎになってしまったのです。

その後、住設メーカーの担当者が私のところにやってきて、 「高田さん、なんて事を!」とすごい剣幕で怒られ、 「だから素人は・・・」と私は悪者扱いをされました。

その時に、住宅業界のアンタッチャブルな領域に踏み込んでしまった事を初めて知りました。

 

(ここがポイント):アンタッチャブルな領域・価格を公表してはいけない

 


裏の根回しがモノを言う


ところで、私の知り合いの工務店の社長は、日曜になると頻繁に接待ゴルフをしていました。
接待の相手は大概、建材店の専務、そして住設メーカーや建材メーカーの部長クラスの人物。

ゴルフ接待

そういった裏の根回しで取引価格が違ってくるのがこの世界です。

誰も知らないところで、安くなったり高くなったりしている。
これでは不公平ですよね。

そして消費者が、その不公平を最終的に被っているんです。
でも消費者は損をしていても気が付かない…「知らぬが仏」状態になっています。

 

(ここがポイント):最終的に消費者が不公平を被る

 

他の業界とは全く違う、住宅業界独特の商習慣。
では、海外ではどうなっているのでしょうか?

 

 

海外の住宅業界の商流

 

15年ほど前、北米へ研修旅行に行った時に、向こうのホームセンターを見て衝撃を受けました。

 


日本とは違うホームセンター


北米では、日本のホームセンターのように日用品などは一切売っていません。
建材や住宅設備、建築資材を、プロも一般の人も、ホームセンターで購入します。

北米のホームセンター

そして、レジに行くと、こちらがプロの人たちのレジ。
こちらが一般の人たちのレジ。レジが分かれています。

プロの人に対しては割引がありますが、その割引率は一定です。

このように、一般消費者にも価格がオープンで、プロへの割引率も一定なので、全ての人に公平です。

 

(ここがポイント):一般消費者に価格がオープン

 

価格がオープンだからこそ、ホームセンター同士で競争が生まれます。
その結果、価格が抑えられる仕組みになっています。

 

 

まとめ

 

日本の住宅業界では、商流がブラックボックスになっていて、価格が傍からは全く分かりません。
ですから、知らないウチに損をしている可能性があります。
これでは非常に不公平です。

また、ブラックボックスになっていたら企業間の競争も起きません。その結果、住宅の価格が安くならない。
日本の住宅の価格が高い。その理由の一つが、ここにあると思います。

一般消費者に対し、価格がオープンになる仕組みが、
今の住宅業界には強く求められているのではないでしょうか。

 

 

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