住宅メーカーの価格「裏事情比較」・メーカーと工務店の比較


HOME
 >> 住宅業界の裏側 >> 住宅メーカーの価格「裏事情比較」
       
注文住宅の相談はこちら 地元の優良工務店に対しオーディション(競争入札)。あなたの家づくりをプロがサポート。 全国6拠点→  住宅CMサービス
       
住まいづくりコンシェルジェ

このサイトの管理者
住まいづくりコンシェルジェの
高田公雄です
住まいづくりコンシェルジェのプロフィールへ プロフィール(京都在住です)

家づくりの小冊子・DVD
家づくりに役立つ小冊子とDVDのダウンロード
家づくりの小冊子・DVD

家づくりセミナーのご案内

住宅メーカーの価格「裏事情比較」


KBS京都ラジオ
木曜日夕方5:55
My HOMEへようこそ

只今出演中です。

ラジオ出演中

過去の放送を試聴


 

 

大手ハウスメーカーの家の価格は地元工務店と比べると、かなり高価です。
特に、プレハブ住宅などは工場で大量生産しているのですから、安くなるのが普通だと思うのですが‥‥。

しかし、
人それぞれ生活スタイルは千差万別。
敷地の条件も千差万別。
自治体ごとに、条例も違っています。

また、海外では、ほぼ1つの工法で家が建てられているのに対し、日本では、在来工法やツーバイフォー工法、プレハブ工法などなど、色々な工法が存在しています。

こういった状況にあっては、家を大量生産するというのは無理があるようです。

 

このページでは高い大手ハウスメーカーの家の価格がどのような内訳で構成されているのかをご紹介します。

 

 

 

 

大手住宅メーカーの価格 大解剖!

 

地元工務店の住宅価格と比較すると、大手住宅メーカーはかなり高いです。
工場で大量生産しているのに、なぜ、高いのでしょうか?
それには、こんな理由があるのです。

下のグラフは大手住宅メーカー8社が公表しているIR情報を元に試算した、
大手ハウスメーカーの建築工事費の内訳です。

2009年度の決算資料元にしています。

大手住宅メーカーの価格内訳

大手住宅メーカーの原価は「実質工事価格」と「下請けマージン」を足した価格になります。
売上価格の78%が原価を占めるので、粗利は22%になります。

ただし、これは大規模分譲地の建売住宅や集合住宅なども含んでいます。
当然、建売住宅や集合住宅は効率が良く、まとまった売上にもなるので、粗利はグッと抑えられています。

注文住宅であれば、粗利が30%以上ではないかと想像されます。


次に、このグラフの項目をご説明します。

  実質工事価格

実際工事に掛かる費用です。

大手住宅メーカーは、
「下請け工務店」に住宅工事を丸投げします。
そして、実際にその工事するのは、
さらにその下の「孫請けの工務店」です。
実質工事価格は、「孫請け工務店」の原価に当たります。

  下請けマージン

大手住宅メーカーは住宅を販売するだけで住宅の工事ができません。

そこで、「下請け工務店」に住宅工事を丸投げします。
そして更にその下の「孫請け工務店」にその工事を投げ、
「孫請け工務店」が各専門業者を手配し工事します。

それぞれがマージンを取るので、いらない費用がどんどん増えてしまいます。

「下請け工務店」への発注価格が、
大手住宅メーカーにとっての原価となります。

  営業経費

大手住宅メーカーは沢山の営業マンを抱え、人海戦術で住宅の受注を獲得していきます。
その大量に抱えている営業マン達や営業に関わる人員の 給料や福利厚生費、販売促進費などが、これに当たります。

  研究開発費

住宅の商品開発のために、大手住宅メーカーは毎年、研究開発費として、何十億円もの投資をしています。

研究開発には住宅の性能に関する研究だけではなく、住宅とは直接関係のないマーケティングに関する研究等も含まれます。

  モデルハウス

大手住宅メーカーは日本全国に、建築費約1億円ぐらいする豪華なモデルハウスを持っています。

そしてモデルハウスのほとんどが5年もすると建て替えます。
そのモデルハウスの償却費や住宅展示場への出展料、 光熱費や維持費に毎年何千万もの費用が掛かります。

  広告宣伝費

ゴールデンタイムに放映されるテレビコマーシャル費、新聞のフルカラーの一面広告費、雑誌広告費などです。

最近、住宅業界は法改正や不況などのあおりを受けて、 大手住宅メーカーはどこも苦戦を強いられています。
そのため、広告宣伝費をかなり抑え、以前から比べると、コマーシャルの数はかなり減りました。
それでも、売上の2%ほどは費やしています。

  その他会社運営費

直接住宅販売にはかかわらない員の人件費や事務所、車両、その他設備等、会社を運営していくのに必要となる費用です。

大手住宅メーカーの従業員は、普通のサラリーマンと比べるとかなり高給です。
住宅メーカーの従業員の年収について、こちらをご参照ください。

ハウスメーカー従業員の年収ランキングハウスメーカーの従業員の年収ランキングへ

 

大手住宅メーカーは広告宣伝や営業経費などに掛かる経費が比較的多くを占めています。
また、工事を下請けに丸投げするので、余分なマージンが発生します。
それらの余分な経費が掛かっている分、地元工務店と比較すると、価格が高くなってしまう主な要因です。

 

住宅メーカーと地元工務店の価格、大比較!

 

先のデータを元に、実際に大手住宅メーカーと地元の工務店が
同グレードの住宅を新築したらどうなるかを比較したのが下のグラフです。

 

大手住宅メーカーと地元工務店の新築住宅価格の比較

 

このグラフは
某大手住宅メーカー3社の、図面と仕様書、見積書を入手し、
それと同レベルの家を地元工務店に見積もらせ、
そのデータを元に作成しました。

 

もし、大住宅メーカーと地元工務店が、同グレードの住宅を建てた場合を比較すると、
大手住宅メーカーで3000万円する住宅が、
地元工務店であれば原価1900万円ぐらいになります。

ですから、実質工事価格を比較すると、大手住宅メーカーの方が200万円ほど安くなります。

ただ、地元工務店では粗利を実質工事価格に20~25%程度しか載せないので、
2300万円~2500万円ぐらいで売ることができます。

その差を比較すると500万~700万円です。
大手住宅メーカーで新築するのと同じ金額で、
地元工務店だと、施主に高級車をプレゼントして売ることができます。

大手住宅メーカーも工務店も「粗利」を比較すると、両者とも20%強程度ですが、
その内容を比較すると、
大手住宅メーカーは広告宣伝や営業の経費のウエイトが比較的多く、
工事に関する経費はほとんど皆無です。

工事は全て外注費になるので、下請けのマージンが余分に発生し、
大手住宅メーカーは部材を大量仕入などにより、
実質工事費を大きくコストダウンしたにもかかわらず、
結局、地元工務店と比較して、かなり高くなっています。

 

なお、大手住宅メーカー25社の住宅価格の比較一覧表をこちらでご覧になれます。

大手ハウスメーカー住宅価格の比較一覧表

 

 

↑ このページのトップに戻る